3/9(火)「権利擁護支援従事者研修」【報告】

作成者 : 小須賀昭雄

 

コロナ禍の中、現地会場とオンライン参加のハイブリッド研修となりました。松江会場では、午前のみの参加者を含め25名の参加がありました。

午前の佐藤先生の講義では、ジェニー・ハッチ氏の事例をとおして、能力存在推定として意思決定支援をすることの必要性を学びました。そして、国連の条約をとおして世界的な流れと日本での考えのズレを教えていただきました。意思決定支援ができない場合とは支援者側の問題であること、そして、支援者は自己決定の尊重、ご本人にとっての最善の利益との間での揺れや悩みがあるなど、これまで日自などの権利擁護活動にかかわってきた参加者も振り返って考える良い機会になったと思います。

午後からは多問題家族の事例を4グループで検討しました。どのグループもそれぞれが持っている知識や経験値から活発な意見交換し合っておられました。実際にあったケースと聞き衝撃を受けておられる参加者もありました。いざ目の当たりにすると大変なケースだと思いますが、今回は事例をとおして、課題を抱えている方に自分たちに何ができるかということを一生懸命に議論されていたと感じました。アンケートでも有意義な研修だったことがうかがえました。

今井局長から今回の事例や知多での取り組みなども話をされ、権利擁護支援を進めていくための元気を頂けたと感じています。

ありがとうございました。