11月23日(金・祝)『権利擁護支援従事者研修・萩市』【報告】
AS-J権利擁護支援従事者研修開催報告書
1.日 時 平成30年11月23日(金・祝) 10:00~16:00
2.会 場 萩市総合福祉センター
3.参加者数 38人(市内20人、市外16人、県外2人)
4.プログラム
(1)講義「意思決定支援と成年後見制度利用促進の国の動向」
講師:佐藤 彰一さん
(全国権利擁護支援ネットワーク代表・國學院大學法学部教授・弁護士)
(2)グループワーク(権利擁護支援ケースの事例検討)
権利擁護支援を軸にして
講師: 住田 敦子さん
(NPO法人 尾張東部成年後見センターセンター長)
今井 友乃さん
(NPO法人 知多地域成年後見センター事務局長・
全国権利擁護支援ネットワーク事務局長)
5.報 告
萩市で開催された権利擁護支援従事者研修は、市外、県外からの参加者も加えて38人の参加者で開催されました。萩市社会福祉協議会による協力も得て、後見活動や日常生活自立支援事業に携わっている方々や、障害者や高齢者の支援に携わっている方々と、一緒に権利擁護や成年後見制度、意思決定支援を学ぶ貴重な機会となりました。
研修の前半では、「意思決定支援と成年後見制度利用促進の国の動向」をテーマに佐藤彰一先生にご講義をいただきました。成年後見制度利用促進基本計画を巡る最近の動向を分かりやすくご説明いただくとともに、障害者施設での虐待や意思決定支援など実際の支援の場面における権利擁護の諸問題にも触れていただき、大変興味深く、考えさせられることの多いご講義でした。
後半では、住田敦子氏より、更に詳しく成年後見制度利用促進基本計画についてのお話をしていただき、その後、参加者の方々によるグループ・ワークを実施しました。グループワークでは、意思決定支援に関わる支援困難の事例が取り上げられましたが、グループワークで様々な職種の方々がそれぞれの立場から意見を出し合い、検討することで、関係機関との連携の必要性を実感するとともに、様々な支援の在り方を学ぶことが出来た、有意義なグループワークになりました。最後に、グループワーク講師の今井友乃氏からは、権利擁護支援の場においては、支援者間の連携が必要であるという話がされ、その意味を実感できたグループワークでした。
作成者 : 一般社団法人萩長門成年後見センター
代表理事 弁護士 山 口 正 之