権利擁護の旅~佐々木桃子さん その②~
権利擁護の旅~佐々木桃子さん その②~
育成会とはなになのかという話から伺います。当事者、家族、事業者の会だという説明をされました。もともとは親だけの会だったのですが、どんどん幅が広がっています。全都道府県および政令指定都市にあり、傘下の各自自治体に育成会が
あります。育成会が無くなっている地方があることについては、高齢化が課題だと指摘されてました。放課後等デイサービスの普及もそれに影響を与えているようです。
かつ、情報の伝わり方がちょっと課題かなあと指摘されています。中央情報の伝達はするけど、地方によってはなかなか「わかりやすく」伝えることが難しいところがあると指摘されいます。
世代の若返りを考えることが課題のようです。
そのため育成会では役職者の定年制を引いているようです。
育成会は厚労省に取っては必要な団体であるのかとの問いかけには、知的障害者の全国組織はここしかない。国も現場のことを知りたがっているとのことでした。
会員の意見を国に上げていくのも育成会の役割ですとお話しされていました。
Mapsの活動(地域で育成会会員が他の親御さんに寄り添う活動)が世田谷・大田区にあります。
なかなか広がらないですね。
最後は、親は人権侵害してしまいがちという指摘をされました。
たいへん親御さんの複雑な心境を掴んだお話でした。