勝井陽子先生 その2
勝井陽子先生 その2)
https://youtu.be/eYms2iKrFAo
100%虐待がなくなることはない。こういう指摘については、なくすべきだという
お考えを示されました。なぐられたから「殴り返す」という虐待は、なかなか無
くすのがむずかしいのではと重ねて質問すると、やはり無くすべきだというお考
えです。相手を人間として見ていないのでないかと明確にお応えになりました。
お互い平等な人間だという考えかたは間違っていると、私も思います。給料をも
らっている職員は平等ではないという意味があるように思います。 障害者がど
んな気持ちで、どんなに困っているのか、これが重要だと指摘されました。
強度行動障害とはなにか、ついてもうかがいました。これは加算のための行政
用語であって、そんな名前の障害があるわけではないという点は見解が一致しま
した。加えて、点数化してやっているが、決して客観的なものはないのではない
かという問いには、そのとおりだが、その場合、本人のニーズをどう理解して、
どう寄り添っていくのかがより重要ではないかと指摘されました。
また外国との比較をする際には、福祉の制度が各国で違うので単純な比較はし
ない方がよいと指摘をされました。 また強度行動障害というレッテルを張るこ
とによって、ご本人にスティグマをあたえることがある、同時に支援が支援が充
足されていない状況が続いていくことになるとも指摘をされました。