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成年後見概況

ここ数年、成年後見の概況はGW明けに公表されますね。
成年後見関係事件の概況―令和6年1月~12月
 申立ては4万件を超えていますが、申立人の中で一番多いのは市町村です。これと本人申立てを合わせるとほぼ半数になります。
 親族後見人の選任割合は下がりました。市民後見人も実数で減少です。
 表面的なデータだけでみると、行政機関が「困難事例」を何らかの形で申立て、専門職に投げているという姿が見えてきます。まあこの傾向は今後も続くでしょうね。
 社協の法人後見の受任データは出てくるのですが、NPO法人なのど受任のデータがでてきません。これは前から不思議なのですが、最高裁のなんらかの考えを示しているのでしょうね。広域型の法人後見は社協ではなくて、NPO法人が担うことが結構あるのですが、この統計データからは、読めません。「その他法人」という項目に入っているのでしょうね。
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